structure 構造

豊島区新庁舎一体がもたらす安心

区本庁舎と一体の本プロジェクトは、国土交通省の定める「官庁施設の総合耐震計画基準」において、3分類中最も高い性能を示す「Ⅰ類」が満たされています。「Ⅰ類」は、警察署や消防署など災害応急対策活動に必要な施設のうち特に重要な施設に求められる基準で、大地震が起きた後でも構造体の補修をすることなく建築物を使用できることが目標とされています。

安心にさらなる品質を追求した中間免震構造を採用

通常時には建物をしっかり支え、地震時には荷重を支えながら水平方向に大きく変形できる積層ゴム支承と、振動エネルギーを吸収し、建物の揺れを素早く抑える役目を担うオイルダンパーなどから構成され、激しい揺れが軽減されています。

積層ゴム支承

天然ゴムと鋼板を重ね圧着した装置です。構造物同士をつなぐ役目を持ち、建物の重量を支えながら水平方向に柔らかく動いて地震時のエネルギーを低減することが可能となっています。

オイルダンパー

建物の揺れに合わせてピストン運動をすることで地震エネルギーを吸収し、過大な変形を抑える働きがあります。

直動転がり支承(CLB)

ボールベアリングを用いた直動機構(リニアレール)を十字に組み合わせた装置となっています。水平のどの方向へも自在に動き、地震時に発生する引き抜き力が抵抗されています。

「長周期地震動」対策

近年の地震に関する研究により、大地震で震源から離れた場所に数秒~十数秒周期のゆっくりとした揺れが伝わる
「長周期地震動」について対策が必要との認識が高まっています。
建物の構造設計時に長周期地震動の影響を考慮して、本プロジェクトでは適切な免震装置が組み合わされています。

快適な室内環境を目指した、入念な音対策

窓の外の音環境をはじめ上階の生活音、同じ住戸内でも隣り合った部屋や水まわりの音は気になるものです。
当マンションでは、サッシや住戸間の壁、住戸内間仕切壁の仕様に高い性能をもたせ永く暮らしやすい室内環境の実現が図られています。

防音サッシ(ガラスを含む)

各居室の開口部には、現地で測定した外部騒音データに基づいてT-2等級、T-3等級相当の防音サッシ(ガラスを含む)が採用されています。
※図中の数値は500Hz~4,000Hzの音響透過損失を表しています。

住戸間の高性能遮音壁

わずか約137mm(49階は約164mm)の壁厚で厚さ約260mmのコンクリート壁に匹敵する遮音性能を持ち、多くの超高層マンションに使用された実績を持ちます。

間仕切り壁の遮音対策

住戸内の水まわりと居室の間の壁や、主寝室と他の居室の壁の片側にはプラスターボードを二重に貼り、遮音性に配慮されています。プライベートな時間を安心して過ごせます。

床スラブ厚

上下階からの生活音や振動の伝わりに配慮して、住宅の床スラブ厚は一般スラブ部で約250mm以上、ボイドスラブ部で約300mm~約330mmが確保されています。

すべての居室が窓に面した、開放感のあるワイドフロンテージの住戸設計

『ブリリアタワー池袋』では多くの住戸でワイドフロンテージ設計が採用されています。
すべての居室が窓に面し、天井高を充分にとるとともに、掃出しハイサッシの高さを確保することで開口部が広くなり、
効率よく通風・採光が得られます。
また眺望を楽しんだり、採光を確保するためバルコニー手すりにはガラスパネルが採用されています。

解放感と陽光を愉しめる掃出しハイサッシ

約2,200mmの掃出しハイサッシで開放感を広げるとともに、約2,000mmと奥行きをゆったりととったバルコニーにはガラス手すりを多用し、より眺望を楽しめる仕様となっています。また、ソーラーガラスはシースルータイプを採用し、開放的なバルコニー空間となっています。
※北側バルコニーを除く

角住戸にはフルハイウインドウを設置

床面から天井までガラス面のフルハイウインドウを採用することで、眺望をさらにダイナミックに楽しめます。
※角住戸のバルコニーのない窓のみ。

今だけでなく、将来のことまで考え抜く
それが暮らしやすさということ

永く暮らしていく住まいだからこそ、将来的な家族構成やライフスタイルの変化に対応できるスケルトン・インフィルの発想で設計されています。
さらにリフォームやメンテナンス性を高めるため、二重床・二重天井を採用。
また、これらの取り組みに加えて、住まいの性能や将来にわたる住みやすさについて第三者機関からの評価も得ています

※登録住宅性能評価機関 一般社団法人 住宅金融普及協会


スケルトン・インフィル

構造体(スケルトン)と、住戸内の内装(インフィル)を明確に分離するのが「スケルトン・インフィル」の発想です。
共用部竪配管や二重床・二重天井設計を採用することで、リフォーム時の間取りなどの変更がしやすい設計となっています。
家族の成長や家族構成の変化に応じて住戸内を変えられる柔軟性を持つことが、安心して長く住み続けることのできる住まいとなります。

Skeleton 構造躯体

【スケルトン=耐久性に優れた構造躯体】
・柱、梁、床スラブ
・高強度コンクリート

Infill 構造躯体

【インフィル=住戸内の内装・設備】
・住戸内の間仕切り壁、内装、住戸内給排水、電気設備
・キッチン、洗面化粧台、浴室など

共用部竪配管

住戸内に上下に貫通している竪配管を住戸外に設置することで、室内の制限が無くなりメンテナンス・リフォームしやすい設計となっています。

二重床・二重天井

将来的な間取りの変更やメンテナンスに対応しやすい二重床・二重天井が採用されています。床下・天井上に十分な配管配線スペースを確保し、配管・配線のメンテナンスを容易に行えるよう配慮されています。
永く快適に暮らせることを目指した構造です。

住宅性能表示制度

維持管理対策等級 最高等級3

維持管理対策等級とは、共用空間や専有空間の配管について維持管理のしやすさを評価するものです。最高等級3では、適切な位置に点検口や配管の掃除口が設置されているかどうかなどが評価のポイントとなっています。

劣化対策等級 最高等級3

劣化対策等級とは、柱・梁・主要な壁などの構造躯体に使用される材料に主に着目し、コンクリートの水セメント比を抑えたり、かぶり厚を確保するなど劣化を軽減する対策の程度を評価して等級で表示したものです。最高等級3では「通常想定される自然条件及び維持管理の条件の下で3世代(おおむね75年~90年)まで、構造躯体等に関わる大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策が講じられているか」が求められます。
※イラストはすべて概念図であり、実際とは異なります。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しており、実際とは異なる場合があります。